| 注文住宅の近年の傾向は、エコ住宅、つまり自然エネルギーを活用した地球環境を守る住宅が注目されるようになりました。その中でも最も多くの人が関心を抱くのが太陽光であり、家の屋根に太陽光パネルを設置するというものです。 これをすることで、太陽の光を電力に変え、それを自宅内で使うための電気として使用できるようになります。また蓄電池することで、電力を売ることも可能になるため、メリットは大きいです。とはいえ太陽が出ないと効果が薄れること、そして設置費用が高いという点も現実問題として考える必要があります。それでメリット、そしてデメリットを十分に理解し、長期的な視野で設置するかどうかを決めることは極めて重要になります。 まずメリットですが、太陽光パネルを設置することにより、電気代を節約することができる点です。家族4人で暮らせば、普通電力は毎月1万円は軽く超えてしまうかもしれません。毎月毎月その支払いが重くのしかかることになるわけですが、太陽光が発電ができれば、その分を節約することができます。蓄電することで、それを電力会社に売る、つまり売電することも可能になり、ちょっとしたビジネスにもなります。また、災害大国とも呼ばれる日本では、大きな災害により電力の供給がストップするという可能性がないわけではありません。電気のない生活が数日続くような事態は想像を絶するものですが、太陽光パネルを設置していれば、これが故障しない限りは、電力が自宅内のみ供給されるので、他の家が苦労するなか、自分の家だけは電気があるという状況にもなるのです。自然災害への備え、それは太陽光の大きなメリットです。 一方でデメリットとしては、こうしたシステムの設置に数百万円余分にかかること、発電量が季節や気候に影響されて、曇りや雨の日が続くと発電量が減ってしまうこと、そして売電単価の下落が起きるということなどがあります。 注文住宅では、メリットとデメリットをはっきりと理解し、メリットがデメリットを上回るとだ判断できれば、設置を考えることができるでしょう。 |