注文住宅に太陽光パネルを設置するメリット

クリーンエネルギーに関心を持っている人なら、自分が建てる注文住宅に太陽光発電を設置したいと思うことでしょう。太陽光発電を設置した注文住宅は増えています。太陽光発電システムが導入される理由は、節約や投資といった面にも関わってきます。

注文住宅に太陽光発電を設置する一番のメリットは、光熱費を節約できることです。生産した電気を自分の家で使うので、光熱費を抑えることができます。太陽光発電を利用した年間の発電量は、4kWの太陽光パネルで4000kWhです。一般家庭の年間電力使用料は、国勢調査によると約5500kWhとされています。4kWの太陽光パネルを設置した場合、家庭で使用する電力の約70%を太陽光でまかなえることになります。

太陽光で発電できない雨の日や夜間は、電力会社の電気を使用することになりますが、住宅用蓄電池を設置しておけば天気の良い日に発電した電力を蓄電できるので、電力を購入しなくても蓄電池の電力を使うことも可能です。

太陽光発電の設備があれば、停電時にも電気を使用することができます。住宅用の太陽光発電では、停電していても太陽が出ている時間帯には電気を使用できるのです。

また、太陽光発電は投資として利用できます。太陽光発電の投資には「固定価格買い取り制度」というものがあります。10kW未満の場合に余った電力を電力会社に買い取ってもらえる制度です。固定価格買い取り制度は経済産業省資源エネルギー庁が定めたものです。住宅用太陽光発電では、10年間一定の価格で余った電力を買い取ってもらえます。

太陽光パネルを設置する場合、4kWのパネルだと費用は施行費用込みで平均して226万年程度かかります。太陽光発電を設置するには初期費用がかかるので、その点がデメリットですが、太陽光発電は国が導入を推進しているので補助金制度があります。太陽光パネルは経年劣化が緩やかで、故障することは稀です。故障するケースの多くは太陽パネルではなく、周辺機器とされています。