宅をバリアフリーにすることを目的として、注文住宅で家づくりをしました。日常的な介護に合わせた間取りやデザインが必要でしたので、細かな要望にも応えてもらえる注文住宅が自分たちの家づくりには最適だと考えたのです。 バリアフリー住宅は被介護者にとって優しい家というイメージがありましたが、現在の福祉住宅では、どちらかと言うとユニバーサルデザインという考え方が定着しつつあるということを学べたのも、注文住宅で家づくりをした良い経験です。 ユニバーサルデザインの住宅というのは、年齢や性別、障害の有無を問わず、誰にでも使いやすく、住みやすい住宅のことを言います。 つまり、被介護者だけではなく、介護をする家族、また、その家に住むすべての人が住みやすい家がユニバーサルデザイン住宅です。 家づくりを始めるまでユニバーサルデザインという言葉は知らなかったものの、この言葉が表す意味は、家づくりを検討する際にとても重要視していたことでした。こうしたことから、要望をきちんと相談しながらハウスメーカーとプランを練り上げていくことは、理想を形にすることにつながり、さらに多くの学びがあるのだと気づいたのです。 こうした経験ができるのも、注文住宅ならではと言えるのではないでしょうか。 また、介護が楽で、誰もが住みやすい家を目指すなかで、新築する家は平屋にすることに決めました。そして、ここでも注文住宅にして良かったと思える出来事がありました。 それは、太陽光パネルの設置についてです。同じ延べ床面積の住宅を建てる際、平屋の方が2階建ての住宅よりも屋根の面積が大きいことが一般的です。つまり、屋根が広い平屋だと、効率良く太陽光パネルを設置できるということになります。屋根のすべてに太陽光パネルを設置するよりも、太陽光が当たりやすい部分に設置する方が設置費を抑えられ、得られる効果も高められます。 発電効率の良い面積を屋根に多くとることができる平屋は、太陽光パネルを設置する点からも良い選択でした。こうしたことを教えてもらいながら、より良い家づくりを目指せるのも、注文住宅の魅力ではないでしょうか。 |
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