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注文住宅用の太陽光発電の仕組み

注文住宅を建てようと考えるときに、太陽光発電装置を設置するかどうか検討する家庭も少なくありません。何故なら、近年は省エネ・エコ設備に注目が集まっているからです。太陽光発電装置の場合、自前で作った電気を使えるので、電気代が節約できるといったメリットがあります。また、環境にやさしい注文住宅づくりがスタンダードとな考え方となっているため、多くの自治体で太陽光発電装置などのエコ設備に補助金を支給する制度が設けられています。このように、省エネ・エコ設備に対して追い風となっているので、注文住宅用の太陽光発電装置の設置を考える人が増えているのです。

しかし、注文住宅用の太陽光発電装置を設置するためには、その仕組みを理解しておく必要があります。多くの人がイメージするのは、屋根の上に取り付けたソーラーパネルではないでしょうか。このパネルは太陽光を電気エネルギーに変換する装置であり、専門的には太陽電池モジュールと呼ばれています。ソーラーパネルに太陽光が当たれば当たるほど、発電量は増えていく仕組みです。

しかし、ソーラーパネルだけでは、変換された電気を使うことができません。何故なら、その電気は直流電力であるからです。一般家庭で使う電気にするためには、直流電流を交流電流に変換させる必要があります。その役割を果たすのが、パワーコンディショナーと呼ばれる装置です。ソーラーパネルで作られた直流電流は、接続箱を経由してパワーコンディショナーに送電されて、そこで交流電流へと変換されます。交流電流は分電盤を介して各部屋に送電されて、家庭用電力として使用することができるようになります。

ところで、太陽電池モジュールは日光が当たる昼間は電気を作れますが、夜間は電気を作ることができません。そうなると、夜間は電力会社の電気を使うしかないかといえば、必ずしもそうとはいえません。昼間に作った電気をためておく蓄電池を設置すれば、夜間にも電気を使うことができるのです。しかも蓄電池は発電した電気をためるだけではなく、電力会社から買った電気もためられます。そのため、電気料金の安くなる深夜電力を蓄電池にためておいて、日中に使うという工夫もできるのです。